東方神起「ただいまー」“思い出”の札幌で954日ぶり再始動

[ 2017年11月12日 04:00 ]

東方神起ツアーで熱唱するユンホ(左)とチャンミン
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 2年ぶりに活動再開した韓国のデュオ「東方神起」が11日、2015年4月2日の東京ドーム公演以来、954日ぶりとなる復活ライブを北海道の札幌ドームで行った。

 会場が暗転し2羽の不死鳥をかたどった舞台装置が現れると、2人のイメージカラーである赤のペンライトで埋め尽くされた客席が地響きを上げた。初披露の新曲「Reboot」で幕開けし、ブランクを感じさせない歌と踊りで再始動をアピール。2人が近づきハイタッチを交わすと、4万人から悲鳴に近い歓声が湧き起こった。

 「ただいまー!」と絶叫したユンホ(31)は「本当にこの瞬間を、凄く楽しみにしていました。みんな東方神起のことを待っててくれた」と話した。

 05年の日本デビュー以来、シングルの総売り上げが海外アーティスト歴代1位の約470万枚を記録するなど圧倒的人気を誇った。しかし韓国では成人男性に兵役が義務づけられており、2人は15年に相次いで入隊した。ユンホが今年4月に除隊。8月にはチャンミン(29)が兵役に代わる「義務警察」での服務を終え、再始動を宣言した。チャンミンは「日本語もパフォーマンスも、誰より凄いとは言えないかもしれない。でも2年間待っていてくれてありがとう」と語りかけた。

 06年の日本初ツアー開幕も札幌公演。今とは違い、小さなライブハウスからの出発だった。この日の公演を皮切りに、2人は来年1月にかけて計17公演の5大ドームツアーを行い、約78万人を動員する。3度目の5大ドームツアーは海外アーティスト史上初。「東方神起はこれからです!」とユンホ。最後まで涙はなし。思い出の地、札幌から新たな金字塔を打ち立てていく。

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2017年11月12日のニュース