第2のりゅうちぇる!?ホリプロTSC20年ぶり男女混合で初の男性グランプリ

[ 2017年10月30日 05:30 ]

「第42回ホリプロスカウトキャラバン」決選大会でグランプリに輝いた定岡遊歩さん
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 榊原郁恵(58)、深田恭子(34)、石原さとみ(30)らを輩出した「第42回ホリプロタレントスカウトキャラバン」の決選大会が29日、都内で開かれ、沖縄県出身のフリーター男性、定岡遊歩(ゆうほ)さん(21)がグランプリに輝いた。男性のグランプリ選出は26年ぶり。網タイツを着用するなど中性的な人柄で、同郷のタレントりゅうちぇる(22)を脅かす存在になりそうだ。

 3万6504人の頂点に立ったのは、天真らんまんで中性的な定岡さん。グランプリで名前を呼ばれ、「えっ?マジで?自分?みたいになっちゃいまして。人生で初めて一番を獲ったので、どうしたらいいか分かんないですね。エヘヘ」と笑った。

 自分自身を「地球外生命体」と表現する定岡さん。「週1で色を変える」という紫色の髪の毛に網タイツという外見、マイペースな性格の不思議ちゃんだ。審査では小2から習っていたピアノを披露。ベートーベンや久石譲氏、欅坂46などの曲を弾いたが「楽譜が読めない」と告白。「目と耳で覚える」という天才肌でもある。

 近年の同キャラバンは女性だけを募集しており、男女で募集したのは97年の第22回大会以来20年ぶり。男女混合の大会で男性のグランプリ獲得は史上初。91年に北地大良さんがグランプリに輝いているが、この時は男性のみで開いた大会だ。

 とはいえ、深田や石原、綾瀬はるか(32)らを輩出してきた同キャラバンとしては異質のグランプリ。今村加菜実行委員長は「今年のテーマ“気になるあの子”。その目線で見たとき、一番ひかれたのが定岡さんだった」と話した。

 小4でファッションに目覚め、高校卒業後に服飾関係の仕事をしたいと上京した。現在はコスメショップでアルバイト中。バイト仲間に誘われてキャラバンに応募した。賞金100万円は「アフリカの民族衣装を買いたい」と目を輝かせた。

 「りゅうちぇるに似てる?」と聞くと、「言われるんですけど、僕を知ってる人は似てないと言うんです。自分では違うと思う」と毅然(きぜん)と否定する。バラエティー番組での活躍を目指し、「オールジャンルでみんなから愛されるタレントになりたい」と力を込めた。

 ◆定岡 遊歩(さだおか・ゆうほ)1996年(平8)7月21日、沖縄県生まれ。5人きょうだいの3番目で兄、姉、双子の妹がいる。高校卒業の7日後に「アパレルをやるなら原宿で」と上京。趣味・特技はピアノ、韓国人歌手のダンスを踊ること。好きな食べ物は韓国料理。1メートル72、血液型B。

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