ロバート・デ・ニーロ ハリケーン被害バーブーダ島救済訴えが国連で直談判

[ 2017年9月19日 15:29 ]

ロバート・デニーロ
Photo By AP

 俳優ロバート・デ・ニーロ(74歳)が18日、ニューヨークの国連本部を訪れ、ハリケーン・イルマで壊滅的な被害を受けたカリブ海の島国「アンティグア・バーブーダ」の救済を各国代表に訴えた。

 AP通信によれば、デ・ニーロは数年前にバーブーダ島を訪れ「汚れなき美しさがある」と感動。しかしイルマの直撃を受けた同島は建物の95%が居住不能となり、インフラ復旧のメドも立たないため全島民がアンティグア島に避難した。

 その復興のためにデ・ニーロが立ち上がったもので「我々は最も弱い国を助けるために団結しなくてはいけない。復興には長い年月がかかる。道は険しい。家はより堅固なものにしなければならないだろう。そしてもっとも早急にやるべきことは電気、水、食料を供給することだ」と各国代表に協力と支援を求めた。

 会合にはアンティグア・バーブーダのロドニー・ウィリアムス代表も出席。「復興には3億ドル(約333億円)が必要で、もはやアンティグアだけでバーブーダの再建は不可能」と窮状を訴えた。

 ただしイルマが過ぎ去った2週間ほどしか経過していないにもかかわらず、現在カテゴリー4から最大の5に発達したハリケーン・マリアがカリブ海に接近中。アンティグア・バーブーダのほか、米領バージン諸島、プエルトリコにさらなる被害が懸念されている。

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2017年9月19日のニュース