古舘伊知郎“異色”ドラマ実況 「忠臣蔵」討ち入りスーツ姿で参戦

[ 2016年11月16日 05:30 ]

忠臣蔵ドラマで吉良邸の屋根の上で実況した古舘伊知郎

 フリーアナウンサーの古舘伊知郎(61)が異例のドラマ実況に挑んだ。

 テレビ朝日の歴史バラエティー特番「古舘伊知郎トーキングヒストリー~忠臣蔵、吉良邸討ち入りの真実~(仮)」(12月予定)で、俳優の緒形直人(49)扮する大石内蔵助や笹野高史(68)扮する原惣右衛門ら四十七士の討ち入りの本格的ドラマが放送される。古舘はスーツ姿で収録に臨み、カメラに写り込みながら各場面を実況した。

 撮影は京都市の東映京都撮影所に設けた吉良邸の豪華セットで実施。討ち入り直前の場面では古舘が門の屋根で全体像を俯瞰(ふかん)しながら「推定時刻は午前3時半、さあ、いよいよ吉良邸討ち入りだ!」と往年のプロレス中継のような熱い口調で実況。四十七士の連絡役の寺坂吉右衛門が疾走する場面では「当時38歳の寺坂が疾風怒濤(どとう)だ!一人世界陸上だ!!」と古舘節をさく裂させた。

 ドラマ実況を初体験した緒形は「“大石の入場であります!”と実況され、思わずニヤニヤしちゃった。あおられちゃって、平常心でいるのが大変だった」と苦笑い。笹野は「自分の芝居を流ちょうに説明していただくと気持ち良くて恍惚(こうこつ)感にひたれる。面白さが増して新しいドラマの形になると思う」と称賛した。

 古舘は「未知の分野をやるのが面白い。今のバラエティーは同じような番組が多くて面白くないと言われているので、前例がないものをリスクを背負ってでもやっていかないと。次はアダルトビデオの実況をやりたいけど、マネジャーに止められるだろうな」と笑った。

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