荒戸源次郎さん死去 70歳、「ツィゴイネルワイゼン」など製作

[ 2016年11月7日 21:07 ]

 「ツィゴイネルワイゼン」「どついたるねん」など多くの映画を製作したプロデューサーで映画監督の荒戸源次郎(あらと・げんじろう、本名吉村敏夫=よしむら・としお)さんが7日午後、虚血性心疾患のため東京都内の病院で死去した。70歳。長崎県出身。葬儀・告別式は15日午前11時から東京都渋谷区西原2の42の1、代々幡斎場で。喪主は息子の鈴木棟也(すずき・とうや)氏。

 劇団「状況劇場」などを経て、映画製作を開始。1980年、鈴木清順監督の「ツィゴイネルワイゼン」で自主興行としては異例のヒットを記録した。

 阪本順治監督のデビュー作「どついたるねん」や「王手」、大森立嗣監督「ゲルマニウムの夜」なども製作した。

 監督も務め、寺島しのぶが主演した2003年の「赤目四十八瀧心中未遂」は多くの賞を得るなど高い評価を受けた。他に「人間失格」も監督した。

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