ディーン・フジオカ、「あさが来た」受賞で感涙「祖国に縁つながった」

[ 2016年11月7日 18:07 ]

「東京ドラマアウォード2016」授賞式、助演男優賞を受賞し、囲み取材で涙を流したディーン・フジオカ

 俳優のディーン・フジオカ(36)が「東京ドラマアウォード2016」で、NHK連続テレビ小説「あさが来た」(15年10月~16年3月)で助演男優賞を受賞し、7日に都内で行われた授賞式に出席。授賞式後の囲み取材で涙を見せる場面があった。

 同作で大阪経済の父・五代友厚役を演じたディーン。は「率直に嬉しいです」と晴れやかな笑顔を見せた。ディーンは自宅のあるインドネシアのジャカルタに住みながら、撮影に挑んだ。香港で俳優のキャリアをスタートし、さまざざま国で活躍しているディーンだが、そういうスタイルで仕事ができるのも「五代さんのようなジャパニーズの偉大なる先輩がいたから」としみじみ。「キャリアを香港で始めて今年で12年。日本じゃないところに住んでいていて、長いこと、日本では縁がないところで仕事していた。日本で仕事することは一生無いだろうなとどっかに諦めていた、接点が見えなかった。時代を超えて、五代さんが命がけで伝えようとしたメッセージを受け取って、祖国に途切れた縁がつながる形で仕事をさせてもらえて、とても光栄に思っています」と言葉を詰まらせ、涙を流した。

 「こういうライフスタイルが成り立っているのが日本の偉大な先輩たちのおかげ。偉業の積み重ね」と役として出会った大先輩に感謝しながら「自分がこういう人生を送ることができているというのが、役者としてではなく、1人の人間としてどう次の世代に伝えていけるか、常に胸に刻んで忘れることなく今後もいろんなことに挑戦していきたい」と前を向いた。最後は物語の舞台となった大阪弁で「ほんとおおきにありがとう。グッバイ言うてもまた会える!」と視聴者にメッセージと送り、笑顔をみせていた。

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2016年11月7日のニュース