前野朋哉 歌舞伎デビューに緊張!海老蔵 メディアミックスに自信

[ 2016年11月3日 17:25 ]

歌舞伎「石川五右衛門」で共演した(左から)山田純大、市川海老蔵、前野朋哉(C)博多座

 歌舞伎俳優の市川海老蔵(38)が主演を務める博多座十一月花形歌舞伎「石川五右衛門」が3日、初日を迎え、同じく海老蔵が主演を務めるテレビ東京「石川五右衛門」(金曜後8・00)に出演している俳優の山田純大(43)前野朋哉(30)がゲスト出演した。

 2009年に上演され、大反響を呼んだ「石川五右衛門」をスケールアップ。山田、前野とも歌舞伎の舞台に初出演。本人役でサプライズ登場し、観客への自己紹介で見得を切る一幕もあった。

 海老蔵は「2人との共演はすごく楽しかったです。真面目にお芝居をしていますが、ずっと横目で2人を見ながら笑っていました」と笑う。「ドラマの放送と舞台の公演は時期がかぶっていますが、最初からメディアミックスということを考えて作っていました。博多座で舞台の『石川五右衛門』の公演があって、テレビで連続ドラマが放送され、同時に両方楽しんでいただける画期的な試みです」と手応えを示した。

 「百助とか金蔵とか舞台にもドラマと同じ登場人物がいて、原作も樹林伸さんで、ドラマと舞台、両方楽しめるような感じになっています。ドラマの方はあす(4日)第4話放送。もっとどんどん見たいね。週1回の放送じゃ物足りないです」と語った。

 山田は「すごい楽しかったです。なかなかない、いい経験でした。歌舞伎の舞台はテレビドラマと全然違って台本も稽古の前日の夜に来て、覚えたんですけど、稽古で変更になったり、どんどん変わっていくのが大変でした。舞台上での動きや歌舞伎の抑揚などを考えながらやると台詞がおろそかになるし、どちらか気を付けると、どっちか飛んでしまうような苦労がありました。今回、またこのチームで一緒にできてよかったです」と感想。

 au「三太郎」のCMの一寸法師でもおなじみの前野は「舞台に関しては緊張しすぎて、ほとんど記憶がないです。歌舞伎の流れを崩さないように、ヘマしちゃいけないっていう思いでした」と必死だった様子。

 「でも、お客さんがすごく笑ってくれたので安心しました。よかったです。歌舞伎『石川五右衛門』は本当にエンターテインメント!という感じで。きらびやかだし、見栄えも華やかで。あと、音楽もカッコいいし。ドラマとのメディアミックスに関しては『ここまで歌舞伎ってやっていいんだ!』と思いました。お堅いイメージがあるけど、自由度が高くて、驚きましたね」と目を丸くした。

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2016年11月3日のニュース