メイド姿でハードロック「BAND―MAID」が海外で人気急上昇

[ 2016年10月22日 09:15 ]

海外で注目される女性ロックバンド「BAND―MAID」(左から)ベースのMISA、ドラムスのAKANE、ギター兼ボーカルの小鳩ミク、ボーカルの彩姫(さいき)、ギター兼コーラスのKANAMI
Photo By スポニチ

 メイド姿でハードロックを奏でる日本のガールズバンドが海外で人気を集めている。女性5人組の「BAND―MAID(バンドメイド)」。漫画から飛び出したような外見とハードな音楽のギャップが、日本のサブカルチャーに興味を持つ音楽ファンの間で受けた。現在は海外8カ国を回るツアーを開催している。

 結成は2013年7月。東京・秋葉原のメイド喫茶で働いていた小鳩ミク(年齢非公表)がインターネットを通じてメンバーを集めた。昨年4月に楽曲「Thrill」のミュージックビデオをSNS上で公開すると2週間で200万回再生され、現在は350万再生を突破している。

 今年5月にミニアルバム「Brand New MAID」でメジャーデビュー。6月には英レーベル「JPU records」とライセンス契約を結び欧州リリースも開始。英国のHMV社が集計するランキングの「ヘビーメタル・ハードロック部門」でトップ100に入る快挙を達成。世界ツアー初日だった今月9日のメキシコ公演では満席となる1000人を動員した。

 曲はハードでもトークはメイド風。ボーカルの小鳩は「目標は世界征服です」と“征服”と“制服”を掛けて抱負。「気になった方はぜひ一度、お給仕にご帰宅(ライブにお越し)いただけたら」と呼びかけている。サブカルチャー文化とロックを融合して世界的人気の「ベビーメタル」に続けるか注目される。

続きを表示

この記事のフォト

2016年10月22日のニュース