たなみん号泣 10年目初女王「今日のお酒は絶対においしい」

[ 2016年10月11日 05:30 ]

AKBじゃんけん大会で優勝し感極まる田名部生来
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 AKB48の第7回じゃんけん大会が10日、神戸市の神戸ワールド記念ホールで行われた。今回は1位から7位までのメンバーがユニットを結成してシングルデビューする特典を懸けての対戦。6000人の観客が見守る中、98人が参加し、しのぎを削った。ユニットのセンターに決まった3期生で10年目の田名部生来(23)は「ここまでAKBをやってきて良かった」と号泣した。

 誰が勝っても初センター。究極の新勢力対決を制したのはベテランの田名部だった。

 決勝の相手は湯本亜美(19)。グーで勝負を決めると、その場にへたり込み、涙を流した。

 田名部は、酒を飲むことを売りにするアイドル「飲むドル」。大会には酔っぱらいサラリーマン風の衣装と赤ら顔のメークで登場し、同期の渡辺麻友(22)には「たなみんは、ここぞという時においしいところを持っていく子」と紹介された。

 優勝が決まると、会場から大きな「たなみん」コール。ステージに同じ3期生の柏木由紀(25)とともに姿を見せた渡辺は「たなみんにスポットライトが当たる日が来たのは、自分のこと以上にうれしい」ともらい泣きした。

 苦節10年目で初栄冠を手にした田名部は「早く終わって、おいしいお酒を飲みたいと思っていました。今日のお酒は絶対においしい」と感無量の様子。自身が初めてセンターを務めることに「私のことを嫌いになってもAKBのことは嫌いにならないでください!」と、卒業生の前田敦子(25)の名言を引用して観客にアピールした。

 大会は冒頭から波乱含みの展開となった。開幕戦となったAブロック初戦に出場したHKT48の人気メンバー・兒玉遥(20)、続いて登場した柏木も敗退。柏木はレフェリーを務めたタレントのイジリー岡田(52)から「柏木さん、もう終わってしまいました」と声を掛けられると「まだ開始から10分もたっていないですよね!?」と苦笑いした。

 史上初の2連覇を目指した藤田奈那(19)も初戦で敗退し、涙をのんだ。

 ◆田名部 生来(たなべ・みく)1992年(平4)12月2日、滋賀県近江八幡市出身、愛称・たなみん。06年、AKBの「第3期追加メンバーオーディション」に合格。07年4月、チームB公演で劇場デビュー。10年9月開催のじゃんけん大会では12位でメディア選抜入り、14年の選抜総選挙は71位で“カミングガールズ”に選出された。今年の総選挙は出場を見送った。血液型O。

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