高畑充希「とと姉ちゃん」撮影秘話 唐沢寿明のアドリブに驚き隠せず…

[ 2016年9月30日 09:50 ]

NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」クランクアップを迎えた高畑充希(8月撮影)

 NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(月~土曜前8・00)でヒロインを務める女優の高畑充希(24)が30日放送の「あさイチ」(月~金曜前8・15)に生出演。10月1日の最終回を前に、撮影時の秘話や作品への思いを明かした。

 「とと姉ちゃん」は昭和初期から高度経済成長期を背景に、亡き父親に代わり、一家の大黒柱として母親と2人の妹を守る「とと(=父)姉ちゃん」こと小橋常子が戦後の東京で女性向け雑誌を創刊する姿を描いた作品。

 10カ月の撮影を経て先月末にクランクアップ。主人公・常子を演じた高畑は、終盤の撮影について「最後の1週間は、いろんな人が亡くなったので(気持ちが)“ずーん”となりながら撮影していました」とコメント。苦労した時期を聞かれると「3月と8月が大変でした。3月は放送直前で撮影が立て込んでいて。後半は社長になって説明ぜりふが多くなって…。でも周りの人に助けられました」と振り返った。

 編集長・花山伊佐次を熱演した唐沢寿明(53)がVTR出演。高畑の印象について「若いのに凄い。(共演)はじめの頃は、僕の動きが毎回違うことに戸惑う感じだったが、すーと合わせてきた。勘がいい」と演技を称賛した。高畑は唐沢のアドリブに驚きを隠せなかったといい、番組では花山が扉にはさまれる未公開シーンを紹介。高畑は「全部カットされるとは思わなかったです。唐沢さんがアドリブ後に(表情を)見てくるんですよ。“見るなよ~”って思いました」と笑って撮影秘話を明かした。

 常子の見習いたい部分を聞かれると「バイタリティーです。私自身は率先して誰かを率いたりすることはできないタイプなのですが、常子は前に進み続ける、爆発力がある人で尊敬していました」と答えた。
 
 坂口健太郎(25)演じる星野武蔵との切ない恋愛にも言及。1回目の別れに関しては「“なんで大阪に行かないの?”って思いました。2回目の別れはしょうがないのかなと…。常子には(社長になって)責任が出てきていましたし、星野さんにも子供のことがあって」と自身の思いを口にした。

 最終回の内容を聞かれると高畑は「ととが…」の一言。MCの有働由美子アナウンサー(47)が「亡くなった、ととですか?」と食いつくと、笑顔で「見てください」とアピールした。

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2016年9月30日のニュース