フジ社長 極楽・山本「めちゃイケ」レギュラー復帰は「何も聞いてない」

[ 2016年9月30日 16:44 ]

「極楽とんぼ」の(左から)山本圭壱、加藤浩次(2006年撮影)

 フジテレビの亀山千広社長(60)が30日に東京・台場の同局で定例会見を行い、7月30日放送の同局「めちゃ×2イケてるッ!夏休み宿題スペシャル」(後6・30)で10年ぶりに地上波復帰したお笑いコンビ「極楽とんぼ」の山本圭壱(48)の番組復帰について「何も聞いていない」とした。

 同番組は第2部(後7・00)の平均視聴率が11・9%、瞬間最高16・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を獲得。番組では、めちゃイケメンバーが現在の山本を隠れて追跡する様子や、山本と10年ぶりに再会する姿などが放送された。

 山本は06年7月の淫行騒動について「本当に申し訳ございませんでした」と土下座して謝罪。加藤とともに視聴者に向けて、号泣しながら土下座する場面もあった。亀山社長は「めちゃイケという番組の20年の中の思いで出演に至ったと聞いている」と山本に出演に理解を示しながらも「関係者の心情もいまだにある中で言うと、その後のいろんなご意見に関しては、スタッフを含めて、ちゃんと精査しながら番組作りをしていかないといけない」と厳しい言葉。「放送の内容がどういうふうに視聴者に伝わったか、どのようにその反響を生かしていくかという次のステップに入っている。苦言は真摯に受け止めるべきだと思うし、それに対して、きっちりと放送の中に何かやっていくことも必要かもしれない。現場にちゃんとその判断力はあると思う」と続けた。

 極楽とんぼは現在、全国謝罪ツアーを敢行中。ツアー後の番組レギュラーへの復帰の可能性については「その辺の話は何も聞いてない。そういう話が進んでいるとも聞いていない」とキッパリ。「視聴者の意見がかなりあったことは現場もわかっている。それを無視しては番組作りはできない」とも話し、レギュラー復帰は厳しい道のりであることを示唆した。

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2016年9月30日のニュース