武井壮 日本選手団にエール「自分史上最高の一日を」

[ 2016年8月6日 05:30 ]

日本選手団にエールを送る武井壮

 6日(日本時間)に開幕するリオデジャネイロ五輪に参加する日本選手に、タレントの武井壮(43)が「リオの人々を興奮のるつぼに巻き込むようなパフォーマンスを見せていただきたい」とエールを送った。

 陸上十種競技の元日本王者の“百獣の王”武井は、「選手の一番の戦いは過去の自分に勝つことだと思う。自分史上最高の一日を過ごしてください」と力を込めた。親交のある選手が多数出場しており、柔道男子60キロ級の高藤直寿(23)からはリオ入り後に「普通にやれば勝てます」と力強いメールを受け取った。高藤は競技初日の登場で「幸先良く金メダルを獲ってもらえたらうれしいです」と期待を寄せた。

 ブラジルでメダリストになったことがある。13年に行われた世界マスターズ選手権の男子200メートル(40~44歳クラス)で銅メダルを獲得。「ブラジルの方は明るくて陽気で優しい。僕も凄く応援してもらえた」と振り返り、「良いパフォーマンスをすれば必ず味方になってくれるお祭り好きの人」と印象を明かした。

 武井は今もバリバリの現役。フランスで昨年開かれた同選手権の男子400メートルリレー(同)で金メダルを獲得した。今後は「違う競技で世界を狙う」とさらなる高みを目指している。現在はボウリング、ビリヤード、ゴルフのプロ資格取得が目標で、「五輪もプロも片っ端から狙っていく。競技会は世界中にたくさんありますから」と意気込んだ。

 最近は乗馬を始めた。「馬術は70代で代表になられる方もいる。あと30年あると思えばいくらでも成長できると思う」と情熱は増すばかり。「(東京五輪の競技になったスポーツ)クライミングに挑戦する可能性もありますね。すべての競技を視野に入れて、楽しんでいけたらうれしい」と挑戦を続けていく。

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