石井大裕アナ 五輪おじさんお任せを!代わりに力の限り応援します

[ 2016年8月6日 08:40 ]

来られない五輪おじさんの分まで頑張ります

熱烈アナ石井大裕 激アツ!!リオ五輪

 人知れず、石井は闘っておりました。実はホテルの部屋のテレビを見ることができずにいたんです。しかし、私はテレビ局員。そのプライドにかけて「操作がうまくいかなくて、部屋のテレビが大砂嵐だ」なんてことは誰にも言えなかった。ホテルの助けなんて呼べるはずもない。一人でリモコンと格闘を続け、サッカー日本代表戦に間に合いました。

 五輪公園内の会場は照明の最終テストをしていました。無事に点灯して合格です。あとは本番を待つのみ。会場の準備も間に合ったようです。よかった!!

 2年前のサッカーW杯も私はブラジルで取材しました。

 その時、街に開会を知らせるポスターや飾りなどが見当たらなかったことが印象に残っていました。今回もないんです。それでも、ブラジル人の心の中は熱くなっています。W杯開幕後はブラジル代表が点を挙げるたびに花火が上がり、サッカーの話題でもちきりになりました。

 今回の五輪、サッカー・ブラジル代表の初戦はまさかの引き分け。しかも0―0だったので花火は一発も上がっていませんでしたが、現地の人たちの落胆の仕方がハンパじゃないんです。いつもは「チャオ!」とか「オラ!」とか明るく声を掛けてくる五輪スタッフがうつむいている。荷物検査をするセキュリティー担当者も明らかに沈んでいました。それほど、勝負に向けた思いが強いんです。これから街は、装飾がないことが気にならない盛り上がりを見せると確信しています。

 毎回、熱く応援する日本の五輪おじさんは現時点ではリオに来られないとのこと。私は全力応援ができる万全の態勢です。おじさん、お任せください!力の限り応援いたします!!

 ◆石井 大裕(いしい・ともひろ)1985年(昭60)6月5日、東京都生まれの31歳。慶大卒。学生時代にテニスプレーヤーとして世界を転戦。松岡修造の下で錦織圭とともに猛特訓を受けた。2010年にTBSに入社し、スポーツキャスターやバラエティー番組の進行などで活躍。「あさチャン!」でも、リオからたっぷり五輪情報を伝える。

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2016年8月6日のニュース