石井大裕アナ 本気モードに入った錦織 即答にメダル獲得確信

[ 2016年8月5日 08:10 ]

インタビューする選手の到着を待っています

熱烈アナ石井大裕 激アツ!!リオ五輪

 リオデジャネイロの空港にやってきました。さまざまな選手、関係者が通ります。4大会連続金メダルのカール・ルイスさんを見た時は「ヘイ、カール」と思わず声を掛けてしまいました。

 米国からリオ入りした錦織圭選手。私を見ると一瞬ニヤリとしました。「目標は何色のメダル?」。彼にこの質問をしたのは、この1カ月で3回目。答えはいつも「金」ですが、今回は即答。リターンが速い。本気モードです。松岡修造さんのジュニア全日本合宿でともに汗を流した私には分かります。日本テニス界96年ぶりのメダル獲得。私は確信いたしました。

 テニス選手にとって基本的に大きな目標は4大大会。しかし、錦織選手も私も、修造さんに日の丸を背負うことの大きさ、重さを指導していただきました。錦織選手の五輪にかける思いは強いんです。

 錦織選手は期間中、選手村に入ります。通常テニスのトップ選手は、選手村ではなく、ホテルやコンドミニアムを利用しますが、今回は治安など環境を考慮したそうです。選手村に向かうバスにジョコビッチ選手が乗るところも見ました。

 水漏れやシャワーのお湯が途中から水になるなど悪評があった選手村。現状を聞くと選手たちは「快適だ」と言います。入村を一時見送った後、ぼやに遭ったオーストラリア選手団の関係者も「今は全く問題がない」と話しています。よかった、本当によかった!皆さん万全のコンディションで臨んでほしい。

 すぐに練習に入った錦織選手と会場でバッタリ会って握手。「全力応援、頑張ってください」と言ってくれました。ついに小さいころから、修造さんから教わってきた本気の応援をする時がきました!全方位全力応援!改めて誓いました。

 ◆石井 大裕(いしい・ともひろ)1985年(昭60)6月5日、東京都生まれの31歳。慶大卒。2010年にTBSに入社。スポーツキャスターやバラエティー番組の進行などで活躍し、現在「あさチャン!」のスポーツコーナーを担当。きょう5日は「はやドキ!」(前4・00)、「あさチャン!」(前5・25)でリオから五輪情報を伝える。

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2016年8月5日のニュース