「真田丸」選挙で今月２度目の前倒し　「46道府県は関係ない」の声

ＮＨＫ大河ドラマ「真田丸」で主演を務める堺雅人

　３１日放送のＮＨＫ大河ドラマ「真田丸」（日曜後８・００）は、同日投開票される東京都知事選開票速報のため、総合テレビで４５分繰り上げとなり、午後７時１５分からオンエア。今月１０日の参院選に続き、再び前倒しとなる。

　１０日は参院選開票速報のため、５０分前倒し。午後７時１０分から放送されたが、開始時間の変更を知らず、インターネット上には「見逃した」などの書き込みが見られた。その影響か、平均視聴率は１５・１％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）と自己ワーストを記録した。

　都知事選は参院選と異なり地方選挙ということもあり、インターネット上には「４６道府県の視聴者は関係ない…」「繰り上げ放送は首都圏だけにできなかったのでしょうか？」「首都の選挙だから注目するのは分かるが…」などと繰り上げを残念がる声が集まった。大坂編のクライマックスへと物語が進む中、今月２度目の前倒し放送が盛り上がりに水を差さないか、注目される。

　３１日は午後７時１５分から第３０話「黄昏」を放送。秀吉（小日向文世）はキリシタンを弾圧し、きり（長澤まさみ）と親しい玉（橋本マナミ）に危機が迫る。秀吉の老いが進み、大名たちに混乱を巻き起こす…という展開。“早丸”の愛称で親しまれ、本放送より早くオンエアされるＢＳプレミアムは通常通り午後６時からオンエア。