三田佳子 薬師丸ひろ子とのブロマイド秘話「世間知らずのアイドルかと」

[ 2016年7月31日 13:56 ]

「Wの悲劇」の上映後に舞台あいさつを行った三田佳子

 女優の三田佳子(74)が31日、角川映画祭を開催中の東京・角川シネマ新宿で、1984年の出演映画「Wの悲劇」(監督澤井信一郎)の上映後に舞台あいさつを行った。

 三田は同作で、主演の薬師丸ひろ子(52)演じる新人女優をスキャンダルに巻き込むベテラン舞台女優を熱演し、毎日映画コンクールなどその年の映画賞で助演女優賞を総なめに。自身の出演作はあまり見直さないそうだが、「いまだにすごい映画と言われているので、今回を機に見たら本当にすごいんです。こんな自分がいたんだって、もうビックリ。2度とできない」と自画自賛した。

 当時の薬師丸については、「かわいいけれど、芯がありました。女優をやり続けている神髄の基が感じられた」と評価。撮影時に「“これ、あげます”ってブロマイドをもらって、世間知らずのアイドルかなと思ったけれど、いまだに持っています。今も会うと最敬礼してくれますよ」とのエピソードを披露すると、会場は温かい笑いに包まれた。

 そして、「32年たって、スクリーンでのむんむんとした雰囲気はなくなっちゃって申し訳ないわ」と自ちょう気味に話した三田。それでも「まだまだ生きている限りは、いい芝居ができるよう精進していきます」とさらなる意欲を見せていた。

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