尾崎豊さん長男・裕哉がTV初歌唱 生き写しの歌声 ネット感動

[ 2016年7月16日 21:12 ]

テレビ初歌唱した尾崎裕哉

 1992年4月に急死した歌手の尾崎豊さん(享年26)の長男で歌手の尾崎裕哉(ひろや=26)が16日夜、TBSの大型特番「音楽の日」に生出演。父の名曲「I LOVE YOU」などを披露し、テレビ初歌唱した。父を彷彿させる“うり二つ”“生き写し”の歌声で、堂々のパフォーマンスを繰り広げた。

 歌唱前には、司会のSMAP・中居正広(43)とトーク。「最近よく(父と)似ていると言われます。比べられる葛藤?似ていることはうれしいですし、プレッシャーもあるますが、それより自分が何のために音楽をやるんだというところの葛藤の方が大きかったかもしれません」。今月24日に27歳の誕生日を迎え、父が生きた年月を超えるが「父の分も力強く生きたいです」と決意を語った。

 「I LOVE YOU」はギターで弾き語り、両親に向けたオリジナル曲「始まりの街」はスタンドマイクで、2曲を熱唱。歌唱後には、中居が「(尾崎豊さんが)よみがえりますね。すごいなぁ」と感嘆。裕哉は「うれしいです」と笑みを浮かべた。

 インターネット上にも「心にグッとくる声はお父さんとよく似ていて、涙が出ました」「歌う時の立ち姿や声の伸びは、お父さんと重なる時があり、ハッとしました」「二世の宿命をあんな素敵な笑顔で語れるのは、本当に強くて温かい人だからだと思います」などと感動の声が相次いだ。

 裕哉は米ニューヨークで幼少期を過ごし、2008年に慶応大学環境情報学部に入学。FMラジオのDJや会社員などを経て、昨年10月、大阪市内のライブハウスで開催されたFM802の音楽イベントに出演。250人の観客を前にオリジナル曲「Moon Light(仮)」など5曲を熱唱した。過去にバンドメンバーとして父の代表曲「15の夜」を歌うなどステージに立ったことはあるが、いち歌手として全曲オリジナルで人前で歌ったのは、この時が初。アーティスト活動を開始した。

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2016年7月16日のニュース