清水富美加 清純派に監督が要求「求められる前にパンティーを脱いで」

[ 2016年5月15日 09:35 ]

初日舞台あいさつに登場した清水富美加(左)と鈴木亮平

 公開中の映画「HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス」を、ヒロインを務める清水富美加(21)のインタビューを交えて紹介する。4月から関西系の生番組「にじいろジーン」(土曜前8・30)にもレギュラー出演。キュートで人懐っこいキャラは、同性の目からも好感が持てる。

 本作は漫画が原作で、題名からもお分かりの通り下ネタ満載のアクションコメディー。主人公・狂介はパンティーをかぶると最強のヒーローに変身する。2013年4月の第1弾公開時にはイロモノ扱いで、宣伝できる媒体はわずかだった。だが出演者の振り切れたオバカな熱演が評判を呼び、まさかのヒット。今回の第2弾公開となった。

 裸同然のヒーローを体を張って務めた鈴木亮平(33)は注目を集めた。1年後にはNHK連続テレビ小説「花子とアン」でヒロインの相手役を射止め、今や大人気。清水も本作から2年後に「まれ」でヒロインの親友役、ムロツヨシ(40)も「ごちそうさん」に出演し知名度を上げた。“朝ドラスター”を事前に起用する眼力。ただのB級映画ではない。

 清水が演じる狂介憧れの転校生・愛子は、「ザ・ヒロイン!」と本人も解説するように、変態だらけの中で唯一の清純派だ。第2弾では大学生となり狂介と交際するも、変態仮面の活動を巡って仲たがい。やがて世界中のパンティーが奪われ、2人に最大の危機が訪れる…という内容だ。

 清水はピュアな役とはいえ、コミカルな演技や「変態」「ノーパン」などのセリフも連呼させられる。第1弾公開時、清水は18歳。「面白そう!」と好奇心で出演を快諾したが、父親に題名を言うと「仕事は選んでいいんだぞ。あんまり変なのやるなよ」と心配された。母親からは「見てきたよ。超ウケた!」と連絡が来たという。清水の性格は母譲りのようだ。

 福田雄一監督と鈴木には3部作の構想があり、清水も続編に期待。「愛子はずっと狂介君に救われてる。3作目は求められる前にパンティーを脱いで、“行っておいで”と渡して送り出すくらいの頼もしさが欲しいですね。奥さんのような」と笑った。本作がヒットすれば、そんな第3弾が見られるかも…?

 東京出身だが、ノリや反応の良さは関西人並み。「人も街もアットホームで、住みたいくらい大阪が好き」で、「にじいろ~」出演で毎週来阪するのがうれしいという。また、暇さえあればライブに行く音楽好き。奈良在住の姉と、大阪市内の高架下にある小さなライブハウスにも足を運ぶなど、マニアックに大阪を堪能している。

 最後に清水は、スポニチ読者に向けて本作をアピールした。「見終わったら、観賞前の気恥ずかしさや偏見が覆るくらい、めちゃめちゃカッコいいヒーロー映画なんです」。確かに、その通りです!

 ◆清水富美加(しみず・ふみか)1994年(平6)12月2日、東京都出身。08年、レプロガールズオーディションでグッドキャラクター賞を受賞し、芸能界デビューした。16年4月から、読売系連続ドラマ「世界一難しい恋」出演中。

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