阿部寛「下町ロケット」最終回前日まで撮影→ブランチ生出演

主演を務める「下町ロケット」の撮影が終了し、花束を受け取り、笑顔の阿部寛（Ｃ）ＴＢＳ

　ＴＢＳ日曜劇場「下町ロケット」（日曜後９・００）の主演を務める俳優の阿部寛（５１）が１９日、同局「王様のブランチ」（土曜前９・３０）に生出演。最終回（２０日放送）の前日に「さっき終わりました」とクランクアップを報告した。

　この日午前４時半すぎ、神奈川県茅ケ崎市内で撮影を終了。移動中に仮眠を取り「ブランチ」出演のため午前８時２０分、東京・赤坂のＴＢＳに入った。主演として、文字通りのフル回転となった。

　最終撮影シーンは最終回のヤマ場。阿部演じる佃製作所社長・佃航平と小泉孝太郎（３７）演じるサヤマ製作所社長・椎名直之が激しい“ラストバトル”を繰り広げる。台本にして２５ページは２人のセリフの応酬。同じシーンを繰り返し、異なる角度から撮る福澤監督独特の手法は最後まで貫かれ、重ねたテイクは１０以上に及んだ。

　阿部は３カ月の撮影を「一生分、怒鳴り散らして、泣いて、わめいて、お願いした」と振り返り、最終決戦については「（話が）通じない悪の強さ。最後はビシッと引き締めてきました。スカッとすると思います」と予告した。

　「５０歳になったんですが、この役に出合えて人の気持ちの熱さとか、あらためて自分によみがえってきました」と特別な作品になったことを口にした。