東宝16年ラインアップ 12年ぶり復活「シン・ゴジラ」軸に32作品

[ 2015年12月10日 17:47 ]

来年公開の映画「シン・ゴジラ」のビジュアルを初公開

 東宝は10日、2016年のラインアップを発表した。

 今年は34作品を配給し、11月末現在で興収664億6100万円。昨年12月公開の「妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」の78億円を筆頭に、興収10億円を超える作品を29本も生み出し相変わらずの興行力を見せつけた。12月に公開された「杉原千畝」などを含めた年間興収は、歴代5位となる710~715億円になる見込みだという。

 来年は日本映画としては12年ぶりにゴジラが復活する「シン・ゴジラ」(総監督庵野秀明)を夏興行の目玉となる7月29日に置いたのを中心に、本屋大賞を受賞したベストセラーを2部作で映画化した「64-ロクヨン」(5、6月)、李相日監督(41)を中心に「悪人」のスタッフが再結集し渡辺謙(56)が主演する「怒り」(9月)など32作品をそろえた。

 一方で、「青空エール」「ちはやふる」2部作など、ここ数年ヒット作が出ている少女コミック原作の映画化もラインアップ。市川南取締役は、「来年もテレビ局製作、アニメ、自社製作という3本柱がバランス良く並んだ。特に40代以上の大人向けの作品がそろった」と自信のほどをうかがわせた。

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2015年12月10日のニュース