松坂桃李 受賞にもファッションの持論は「周りが認めてくれない」

[ 2015年11月25日 21:19 ]

第44回ベストドレッサー賞を受賞した松坂桃李

第44回ベストドレッサー賞

 俳優の松坂桃李(27)が「第44回ベストドレッサー賞」を受賞し25日、都内のホテルで行われた授賞式に出席した。

 芸能部門で受賞した松坂だが、「すごく光栄で、うれしいことなんですが…」と戸惑い気味。実は所属事務所の社長から「私服をなんとかしろ」と常々言われているそうで、「事務所始まって以来の七不思議と言われていますが、スーツの似合う大人の男になれという激励と受け止めていただきます」と殊勝に話した。

 しかし、ファッションについては一家言あり「着やすい、脱ぎやすい、目に優しい」がモットーという。「機能性重視で体に負荷がかからない肌触りなど僕なりにこだわっているんだけれど、周りは認めてくれない」と納得がいかない様子だった。

 お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹(35)は学術・文化部門での受賞。歴代受賞者には石原慎太郎氏や吉行淳之介氏ら文壇のそうそうたる顔ぶれが並んでおり、「すごいメンバーで、又吉かいって思われる不安もありますが、むちゃくちゃ光栄なことです」と、芥川賞効果を認めつつ喜びをかみしめた。

 お笑い界でもファッションリーダーとして鳴らし、この日もワインレッドのスーツに丈の長いシャツという独特のファッションを披露。既に次回作の準備にも入っており、「街を歩いていても、いまだにおめでとうと言われ、芥川賞って長持ちするんやなって思う。なんとか来年中には仕上げたい」と意欲を見せていた。

 ほかに芸能部門で女優の吉田羊(年齢非公表)、政治部門で鈴木直道夕張市長(34)、澤田秀夫エイチ・アイ・エスグループ代表(64)がそれぞれ受賞。インターナショナル部門では「マッサン」のシャーロット・ケイト・フォックスが選ばれたが、体調不良を理由に欠席した。

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