B’z稲葉、ライブ以外で12年ぶり生姿 ファン興奮“ジャンプ”

[ 2015年11月24日 04:00 ]

渋谷でFM放送に生出演したB’zの稲葉浩志

 B’zのボーカルで現在ソロ活動中の稲葉浩志(51)が23日、東京・渋谷に再オープンした大型CDショップ「HMV」でインターFMの公開生放送に出演した。

 ライブ以外で、国内の公の場に姿を見せるのは03年6月、「B’z」として同じ渋谷のTOKYO FMスペイン坂スタジオで生出演して以来、12年5カ月ぶり。

 午後1時15分、稲葉が軽く右手を上げ姿を見せると「稲葉さ~ん」の絶叫が響いた。DJとの何げないやりとりに歓声が飛び、果ては立ち上がっただけで「キャ~!」。稲葉は面食らいつつ「リアクションしていただいていいですね」と笑顔。「普段は読書をよくする。ミステリーやハードボイルド、ジャンルはこだわらない」などプライベートな話題にも触れた。

 来年1月13日には約5年半ぶりのソロシングル「羽」を発売することも発表。番組内でお披露目すると、ファンは無言で聞き入り「ずっと黙って見られてて恥ずかしい。話したほうがよかったですよね」と照れた。

 この日は観覧の抽選に漏れたファンのため、ステージに面して回遊路が設けられた。回遊路でひと目でも稲葉を見ようと、HMVが入居する商業施設「渋谷モディ」の階段には、会場のある7階から1階まで行列ができた。ステージとの間に立ち見の観客がいたため、通り過ぎるファンはみなピョンピョン。元プロ野球・日本ハムの稲葉篤紀氏(43)の応援で有名になった「稲葉ジャンプ」さながらの光景が繰り広げられた。

 30分間で、会場には計1000人が殺到し、03年の公開生放送と同数となった。当時は音楽産業全盛。HMVは渋谷の象徴的存在だった。10年にCD不況で閉店したが場所を変え復活。「門出を飾って」と稲葉の登場を熱望した。音楽は今でも人を動かすと、カリスマが身をもって証明した。

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