「火花」200万部突破に又吉喜び!「マディソン郡の橋」に次ぐ2位

[ 2015年8月4日 15:09 ]

芥川賞を受賞したピースの又吉直樹

 文芸春秋は4日、第153回芥川賞を受賞したお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹(35)の中編小説「火花」を40万部増刷することを決め、累計発行部数は209万部(18刷)となると発表した。又吉は「ありがとうございます。『火花』が多くの皆さまに届くことがうれしいです。僕もこの夏はたくさん本を読もうと思います」と“ダブルミリオン”に喜びのコメントを発表。同社刊行の単行本としてはR・J・ウォラーの「マディソン郡の橋」(256万5000部/1993年)に次ぐ歴代2位の発行部数となった。

 7月16日の受賞から一夜明けた17日、64万部から40万部(13~14刷)の大幅増刷を決め、ミリオンセラーになった。21日に20万部(累計124万部、15刷)、28日に20万部(累計144万部、16刷)、30日に25万部(累計169万部、17刷)増刷した。

 重版分が店頭に並ぶそばから売れ、依然として全国的に品薄状態。徐々に解消されつつあるが、今月下旬に芥川賞の授賞式があるため、その前に書店の在庫を最大化しておきたいと、今回の増刷となった。

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2015年8月4日のニュース