最終回「ようこそ、わが家へ」 視聴者予測不能の2つの工夫とは

[ 2015年6月15日 13:33 ]

15日に最終回を迎える「ようこそ、わが家へ」。沢尻エリカ演じる明日香とニット帽の男の関係は…(C)フジテレビ

 フジテレビで放送中の月9ドラマ「ようこそ、わが家へ」が15日に最終回を迎える。視聴率は第7話で13・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と最高を記録、中盤から終盤へ盛り上がりを見せている。視聴者の興味を持続させることが難しい連続のサスペンスドラマにおいて、視聴者を飽きさせない2つの工夫が功を奏したといえるだろう。

 飽きさせない工夫の1つは「怪しい人物はほぼ犯人」という点。サスペンスドラマで犯人をにおわせる人物は、実は犯人ではなくフェイクであることが多く、その思わせぶりな演出に萎えてしまうこともある。しかしこのドラマでは、犯人とにおわせた人物はほぼ何らかの事件に関わっていて逮捕されるという、今までにありそうでなかった新鮮な展開を見せている。

 加えて、最終回直前の第9話では、犯人をにおわせていた人物全員の素性が明らかとなり、全く新たな人物が容疑者として浮上するという新展開となり、視聴者に驚きを与えた。

 2つ目の工夫は、サイドストーリーとして描かれる、主人公の父が務める会社の“横領疑惑”にある。真犯人は伏せられているものの、どんどん真相に近づいていく“ストーカー事件”とは対照的に、この横領疑惑は真相に近づいたと思えば遠のき、事件の全容が全く分からないストレスのたまる展開となっている。一方では真実に迫り、もう一方ではイライラが募るというこの絶妙な物語展開が視聴者の興味を持続させているのだろう。

 データニュース社(東京)が行っているテレビ視聴アンケート「テレビウォッチャー」(対象3000人)の満足度調査でも最終回直前の第9話で4・07(5段階評価)と番組最高を記録。高満足度の基準3・7を上回り、盛り上がりはピークに達した。

 寄せられた回答は、この読めない話を楽しんでいることが良く分かる。「来週最終回なのに新たに不可解なことが出てきたり、まだまだ謎だらけで最後まで全くあきさせないのは見事!」(50歳・女性)「危ない人が多すぎる。こんな展開は誰にも予測不可能。2時間サスペンスはわかりやす過ぎるけど、この月9は難解すぎる」(34歳・女性)「こんなことありそう、こんなこと実際にはあり得ない、と両方を感じる話だが、その双方のバランスが絶妙」(47歳・男性)。

 最終回、2つの事件がどう収束するのか。視聴者がそれぞれ展開を予想しながら午後9時を待ちたい。

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