渡辺謙 トニー賞ならずも女優賞の相手役「私の王様、渡辺謙」

[ 2015年6月9日 05:30 ]

トニー賞会場にやってきた渡辺謙と南果歩(AP)

 米演劇界最高の栄誉「第69回トニー賞」の授賞式が7日夜(日本時間8日午前)、ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールで開かれ、「王様と私」でミュージカル部門主演男優賞にノミネートされた渡辺謙(55)は受賞を逃した。日本人俳優として初の快挙はならなかった。

 相手役のケリー・オハラ(39)が主演女優賞を受賞。壇上で「私の王様、渡辺謙」と感謝のあいさつをすると、会場の渡辺は涙ぐんでいた。同作はリバイバル作品賞、助演女優賞(ルーシー・アン・マイルズ)など4冠を獲得。渡辺は授賞式後、「ケリーの受賞の時には観客が本当に待ち望んでいた瞬間でスタンディングで迎えていました。それに少しでも貢献できたのはこの作品に参加した大きな成果でした」と喜びのコメントを発表。「日本で応援してくださった皆さまありがとうございました」と感謝した。

 授賞式のショーではオハラとともに「王様と私」の衣装を着て踊り、同作を代表する曲「Shall We Dance?」を歌った。会場には妻で女優の南果歩(51)も駆け付けた。

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