渡辺謙 トニー賞授賞式終え「長い長い1日」演出家に「尊敬の念」

[ 2015年6月8日 18:03 ]

トニー賞の授賞式に出席した渡辺謙(AP)

 米演劇界最高の栄誉「第69回トニー賞」の授賞式が7日夜(日本時間8日午前)、ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールで開かれ、「王様と私」でミュージカル部門主演男優賞にノミネートされた渡辺謙(55)は受賞を逃した。日本人俳優として初の快挙はならなかった。渡辺は日本時間8日午後6時、自身のツイッターを更新。「長い長い1日でした」などと心境をつづった。

 トニー賞はパフォーマンス披露があり「他の作品のさわりだけ見ることができましたが(ミュージカル部門作品賞の)『ファン・ホーム』以外はよく知るブロードウェーミュージカルでした」と感想。

 「王様と私」の演出を手掛けたバートレット・シャー氏については「バートの演出がいかに誠実か、改めて尊敬の念を抱きました」とコメント。「ファン・ホーム」でミュージカル部門主演男優賞に輝いたマイケル・セルヴェリスについては「仲良しのマイケルもオフ(ブロードウェー)から上がってきた、とても難しい題材の作品で取れたのはうれしかったでしょう」とつづった。

 「王様と私」はミュージカル部門リバイバル作品賞、ミュージカル部門主演女優賞(ケリー・オハラ)、ミュージカル部門助演女優賞(ルーシー・アン・マイルズ)、ミュージカル衣装デザイン賞の4冠に輝いた。

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