「まれ」親友役で注目 清水富美加の夢はフライドチキン

[ 2015年5月16日 10:20 ]

NHK連続テレビ小説「まれ」で注目を集めている清水富美加

 女優の清水富美加(20)が、NHK連続テレビ小説「まれ」(月~土曜前8・00)で注目を集めている。土屋太鳳(20)演じる主人公の希(まれ)の親友、一子役を演じ、「ポニーテールの子が可愛い」などと評判だ。超個性派の素顔に迫った。

 「フライドチキンみたいな大人になりたいんです」。愛くるしい大きな瞳を輝かせ、清水は熱弁を振るう。「骨があって、でも外側はふんわりした人。人一倍優しいとか、人一倍頼れるとか、そんな強い女性になりたい!」

 理解するのに時間がかかり、首をかしげていると、「今はまだ骨が足りない。今の私は骨なしの空揚げですね」と畳み掛けてきた。どうやら、憧れは強い芯を心の奥底に持ち、優しく振る舞える女性。

 「まれ」で演じる一子は、その“骨”を持つ、サバサバした勝ち気な性格だ。生まれ故郷の石川・能登が嫌いで、東京への強い憧れを持つ女の子。はつらつとした印象と、トレードマークのポニーテールの髪形で、清水は放送開始直後から話題となった。「ツイッターのフォロワー(閲覧者)が、朝ドラが始まって1カ月で1万人増えた。やっぱり朝ドラって凄いと思った」と、注目度の高さを実感。

 実際の清水は一子のような女性に後ろからくっついていくタイプ。「ネガティブになったとき、自分の中の一子ちゃんが“何言うとるがや”って言って元気づけてくれる。良いところを引き抜けたかな」。

 デビュー7年。最近では天真らんまんな言動でバラエティー番組を盛り上げ、自身のツイッターには電子レンジに頭を突っ込もうとするおかしなポーズを掲載するなど、明るい個性派として注目されている。そんな清水自身も、朝ドラの出演は大きな転機と感じている。「いま成長しようとしてて、大人になりたいという気持ちが強いんです」

 目標は「事務所の稼ぎ頭になりたい」。味わい深いフライドチキンになれる日は来るか――。

 ◆清水 富美加(しみず・ふみか)1994年(平6)12月2日、東京都生まれ。08年にオーディションを機に芸能界入り。11~12年にテレ朝「仮面ライダーフォーゼ」にヒロイン役で出演。出演映画「ズタボロ」が公開中。趣味はギター、詩を書くこと。1メートル62。

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