菊地凛子初の母親役 伊映画初主演の「ラスト・サマー」日本初披露

[ 2015年4月29日 17:32 ]

「イタリア映画祭2015」に登場した菊地凛子

 女優の菊地凛子(34)が29日、都内で開幕した「イタリア映画祭2015」で、主演映画「ラスト・サマー」の上映後に観客とのティーチインを行った。

 菊地が2010年に「ノルウェイの森」でベネチア国際映画祭に参加した際、レオナルド・グエッラ・セラーニョリ監督(34)が“ひと目ぼれ”し、自身の長編デビュー作の主演に熱望。菊地は初対面の時を「よく覚えていない」と照れ笑いを浮かべたが、作品の企画書とともに撮影予定の伊・プーリア州の海の写真が送られてきて「とてもきれいで、見ただけでまずこの場所を訪れてみたいと思ったのが最初。もちろん脚本も素晴らしく、スカイプで連絡を取り合ううちに、彼の中でやりたいことが的確で信頼関係を築いていけると思えた」と、初のイタリア映画主演に至った経緯を説明した。

 親権を奪われた母親が息子と過ごす最後の4日間を描く作品で、母親役も初挑戦。「子供に何が起こっても体を張って守る母性を、経験がないままどうやって出していけるかすごく考えた。(息子役の)ケン(・ブレイディ)が立っているだけで私の心を動かしてくれた。とてもいい経験でした」と振り返った。

 この日も今年元日に結婚した俳優の染谷将太(22)のことなどプライベートに関する発言はなかったが、観客から高い評価を受け質問には終始笑顔で応じていた。

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2015年4月29日のニュース