杏 尊敬しています「あの時代に唯一無二の存在」

[ 2015年4月28日 20:17 ]

映画「百日紅」ジャパンプレミアに出席した杏

 女優の杏(29)が28日、声優を務めたアニメ映画「百日紅~Miss HOKUSAI~」(監督原恵一、5月9日公開)のジャパンプレミアが行われた東京・TOHOシネマズ日本橋で舞台あいさつに立った。

 浮世絵師・葛飾北斎の娘で弟子でもあった主人公・お栄の視点で江戸時代の風情を描く作品。そのお栄を担当した杏は、「あの時代に、クリエイティブな仕事で生計を立てていた唯一無二の存在といっていい。あこがれや尊敬の念が多くあります」と思い入れたっぷりに語った。

 同作は既に仏、英など6カ国での海外配給が決まっているが、アニメのカンヌといわれ6月15日に開幕する第39回アヌシー国際アニメーション映画祭のコンペ部門にも選出。「以前、ボストン美術館のキュレーターの人と対談した時に、日本人なのになぜ日本の年号を知らないのかと言われ恥ずかしい思いをした。それほど海外の方は日本の文化への理解が深い。世界中の方に見て感じていただきたい世界が描かれている作品です」と期待を寄せていた。

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2015年4月28日のニュース