フジ バラエティの起爆剤は「ブサイク」 キスマイ 男性からも支持

[ 2015年4月12日 10:35 ]

 6日にフジテレビの午後11時枠でスタートしたバラエティ番組「キスマイBUSAIKU!?」(月曜午後11時15分~)へ視聴者の高評価の声が集まっている。深夜枠から時間を早め、“昇格”する番組は、当初批判の声が多く集まるものだが、今回は通例とは違う展開だ。

 2012年に特番としてスタートし、深夜のレギュラーを経て、4月に午後11時台へお引越し。内容は「ブサイク」なのではないかとネット上でささやかれているKis-My-Ft2の7人が、その汚名を返上するべく、様々なシチュエーションでカッコよさを競い、ランキング形式で紹介するというバラエティ番組。キスマイのシチュエーションコントの面白さはもちろん、コントの最中に次々現れるツッコミテロップの鋭さが特徴だ。

 データニュース社(東京)が行なっているテレビ視聴アンケート「テレビウォッチャー」(対象3000人)の視聴満足度によると、時間変更1回目の満足度は4・22(5段階評価)。この数字は4月10日までに放送されたバラエティ番組で最高の数字。視聴者の回答をのぞくと、「いつ見ても面白くて好き!」(27歳・主婦)「きゅんきゅんした!!」(34歳女性・アルバイト)など女性からの支持が多いのはもちろん、「毎回、見ている番組」(49歳男性・会社員)「深夜の時間の時は録画で見ていましたが、リアルタイムで見られるので良かった」(43歳男性・会社員)など男性の支持も多かった。

 また放送枠の変更も歓迎されており、「早い時間になってうれしい」「この時間の方が見やすい」など、月曜日ということを考えると、夜更かしできない視聴者にはうれしい変更だったようだ。

 かつてバラエティといえばフジテレビ、という時代があった。ジャニーズでありながら、自らの冠番組に「ブサイク」と自虐的なネーミングを付ける遊び心やコントの切り味の良さが、フジのバラエティ復活の起爆剤となり得る可能性を秘めている。

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2015年4月12日のニュース