アカデミー賞「バードマン」「6才のボク」一騎打ちか 日本勢は?

[ 2015年2月21日 11:55 ]

アカデミー賞作品賞が有力視される「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」(C)2014 Twentieth Century Fox(上)と「6才のボクが、大人になるまで。」(C)2014 boyhood inc./ifc productions i,L.L.c.aLL rights reserved.

アカデミー賞見どころ(上)

 第87回米アカデミー賞の授賞式は22日(日本時間23日)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開かれる。映画界最大の祭典の見どころを紹介する。今回は作品賞、日本勢編。

 ■作品賞

 「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」と「6才のボクが、大人になるまで。」が有力視されている。

 「バードマン…」はアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督(51)の作品。「アモーレス・ぺロス」「21グラム」「バベル」などで知られる同監督が、昨年「ゼロ・グラビティ」でアカデミー賞撮影賞に輝いた撮影監督エマニュエル・ルベツキ氏とタッグを組み、120分ほぼ1カットの長回しを用いたという意欲作。

 「バードマン」という映画で主役のスーパーヒーローを演じたが、今は落ち目のハリウッド俳優を描く。投票者がアカデミー賞と重なり、受賞作がそのままオスカーに“横滑り”することが多いアメリカ製作者組合(PGA)賞を受賞している。

 「6才のボクが…」はリチャード・リンクレイター監督(54)の作品。「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離」「ビフォア・サンセット」「ビフォア・ミッドナイト」のビフォアシリーズや「スクール・オブ・ロック」などで知られる同監督が挑んだのは、6歳の少年とその家族の変遷を、同じ主要キャストで12年間にわたって撮り続けた一大叙事詩。

 過去に例を見ない斬新な製作スタイルと、少年の成長の過程をフィルム焼き付けた瑞々しい作風は「21世紀に公開された作品の中でも並外れた傑作の1本」(ニューヨーク・タイムズ)などと大絶賛。前哨戦のゴールデン・グローブ賞を制した。
 
 ほかの候補作は「アメリカン・スナイパー」(監督クリント・イーストウッド)「グランド・ブダペスト・ホテル」(監督ウェス・アンダーソン)「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」(監督モルテン・ティルドゥム)「セルマ(原題)」(監督エヴァ・デュヴルネ)「博士と彼女のセオリー」(監督ジェームズ・マーシュ)「セッション」(監督デイミアン・チャゼル)。

 ■日本勢

 高畑勲監督(79)が14年ぶりに手掛けた「かぐや姫の物語」が長編アニメ映画賞にノミネートされた。日本映画が選ばれるは宮崎駿監督(74)の「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」「風立ちぬ」に続いて2年連続4作目。宮崎監督以外は初。2002年度「千と千尋の神隠し」以来12年ぶりの栄冠なるか。

 ほかの候補作は「ベイマックス」「ザ・ボックストロールズ(原題)」「ヒックとドラゴン2(原題)」「ソング・オブ・ザ・シー(原題)/Song of the Sea」。

 米国在住の堤大介、日系米国人のロバート・コンドウ共同監督の「ダム・キーパー」が短編アニメ映画賞にノミネートされた。時は、世界が大気汚染に覆われた時代。とある小さな街は大きなダムにより、その呪われた大気から守られていた。家族代々受け継がれてきたたダム・キーパーの仕事を1人行う主人公、豚の少年を描く。2009年、加藤久仁生監督(37)の「つみきのいえ」以来の日本人頂点となるか。

 ほかの候補作は「ザ・ビッガー・ピクチャー(原題)」「愛犬とごちそう」「ミー・アンド・マイ・モールトン(原題)」「人間の一生」。

 授賞式は日本時間23日午前9時からWOWOWが独占生中継。同時通訳による2カ国語放送を実施する。案内役はジョン・カビラ(56)と高島彩(36)。同日午後9時からは字幕版が放送される。

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