ヌード合成「実話」敗訴 女性芸能人8人へ賠償命令

[ 2015年1月29日 17:46 ]

 「週刊実話」に写真と裸のイラストとの合成画像を掲載されたとして綾瀬はるかさんや前田敦子さんら女性芸能人8人が日本ジャーナル出版(東京)側に計8800万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で東京地裁は29日、計640万円の支払いを命じた。

 問題になったのは2013年11月21日号で、女性芸能人25人の写真と、裸の胸部のイラストを合成した画像が掲載された。長谷川浩二裁判長は「限度を超えた侮辱行為で原告らの名誉感情を不当に侵害した」と指摘した。

 原告側は名前や写真から生じた利益を独占できる「パブリシティー権」も侵害されたとも主張したが、長谷川裁判長は「写真が客を引きつける力を利用したとはいえない」と退けた。

 週刊実話編集部は「判決文が届いておらず、コメントは差し控える」としている。

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2015年1月29日のニュース