「渡鬼」復活 石井ふく子氏「人と人が向き合っていくドラマに」

[ 2015年1月14日 13:48 ]

 TBSは14日、国民的ホームドラマとして人気を博した橋田壽賀子ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」を今春、2週連続のスペシャルドラマとして放送すると発表した。

 「渡鬼」は1990年のスタートから21年にわたり全10シリーズを放送し、11年9月に連続ドラマとしての幕を閉じたが、全505話の平均視聴率20・5%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)という驚異的な数字を残した人気ドラマ。番組誕生から25年のこの春、前後編(計4時間)の特別企画としてお茶の間に帰ってくる。(放送日時は未定)。

 SPドラマは13年5月以来で、今回は岡倉大吉が突然の病で急逝したことで起こる5人姉妹の動揺を中心に描く。主人のいなくなった小料理屋「おかくら」はこれからどうするのか、大吉が残した遺産は誰が相続するのか…さまざまな問題が降りかかる中、それぞれの家族の問題を見つめなおしていく。

 石井ふく子プロデューサーは「放送開始から25年が経ち、5歳だったえなりかずきが30歳になったように、時代の変化の中で1人の人間として成長した登場人物たちをお見せできればと存じます。パソコンや携帯電話など機械と向き合うことが多くなってきた昨今、改めて人と人がちゃんと向き合っていくドラマになればと考えております」とのコメントを発表した。

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2015年1月14日のニュース