ピース・又吉「文学界」増刷に喜び＆感謝「ありがたいこと」

「ピース」の又吉直樹

　お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹（３４）が９日、自身のツイッターを更新。この日、自身初の純文学作品「火花」を掲載した文芸誌「文学界」（文芸春秋）２月号が再増刷され、同誌史上最高の累計部数４万部に達したことを喜んだ。

　「『文学界』うれしいです。以前からの文芸誌愛読者の方がたくさんいて、新たに『又吉、ちゃんと書いてんのか？』と激励で手に取ってくださった方もおられるんですかね。いずれにせよ、ありがたいことです」と感謝。

　読書家として知られるが「『新潮』『すばる』『文芸』『群像』も面白いです。本当に無茶苦茶、凄い作家さんばかりです。是非」と文芸誌を勧めた。

　「文学界」２月号は７日発売。当初の１万部から、８日に７０００部の増刷を決定。しかし、ネット書店などからの予約注文で増刷分が払底することが判明したため、さらに、この日２万３０００部の増刷を決定。計３万部の増刷となり、累計部数は史上最高の４万部となった。８日の増刷は１９３３年（昭８）の創刊以来初だった。

　「火花」は２３０枚の中編小説。若手芸人の「僕」を語り手に、才気あふれる先輩芸人と過ごした濃密な青春を描き、お笑いの世界の魅力と怖さが存分に表現されている。