24日アイドリング!!!卒業も…菊地亜美、アイドル続行宣言

[ 2014年11月9日 09:00 ]

アイドリング!!!16号として残りわずかの菊地亜美

 アイドルグループ「アイドリング!!!」から、24日に東京・NHKホールで行う公演で卒業する菊地亜美(24)。バラエティー番組での本音トークが人気の異色の存在だが、卒業後も「ソロのアイドルとして見てほしい」とアイドル続行を宣言。節目を控えた現在の心境と、「歌わないけど、アイドルって言い張る」という今後について聞いてみた。

 菊地はアイドルらしからぬアイドル。

 「私のお姉ちゃんはキャバ嬢」「お酒を飲まないとやってられない」など、アイドルなら避けるような本音トークを展開する。しかも「20歳を過ぎてお酒を飲むようになって加速した」というハスキーボイス。飾らない等身大の姿が人気を呼び、バラエティー番組に引っ張りだこになっている。

 幼いころから、バラエティーに出演する芸能人になることが夢だった。「バラエティー番組のレギュラーを持っているグループだから」と「アイドリング!!!」のオーディションを受け、17歳だった高校3年生の時に加入。持ち前の明るい“ぶっちゃけキャラ”で存在感を示し、今ではグループを代表する一人となった。

 そんな中、今年8月に突然、卒業を発表。「1人で番組に出ていても、私には“アイドリング!!!”という帰る場所があった。自分から卒業するって言わないと、ずっといていいよって言ってくれる優しいグループだけど、私は挑戦するタイプ。ぬるま湯から出ていかないといけないって思いました」と決断について話した。

 卒業公演まであと15日。「発表してからあっという間。打ち合わせの時点で、本番は泣くなあって思っています。やっぱり高校生の時から所属したグループからの卒業は寂しい。一つ一つの仕事を大切にしようと思いました」と心境を語る。

 アイドルも卒業かと思えば、「いいえ、ソロのアイドルとして私のことを見てほしい。歌は出さないですけど」。その真意は「グループは卒業しますけど、この後も今まで通り明るくやっていく。これまでと変わらないんでアイドルなんです」という。

 記者が思わず、「そもそも菊地さんはアイドルだったのかなあ?」とつぶやくと、「アイドルグループに6年半いたんで、アイドルって言っていいですよね?」と身を乗り出し、「誰が何て言おうとアイドルって言い張ります。自称でもいいです。一生アイドル。いや、まだアイドル。2015年はアイドルでやっていきます」と力を込めた。歌は歌わないが、バラエティー番組を中心に活動していくという。

 今後も武器になるぶっちゃけトーク。どんなに本音をぶちまけても、ほほ笑ましく聞こえる秘密は、持ち前の優しさにある。「“お母さん、その道は違うよ”と説明しているんですが、母が勘違いしていて“女優になってほしい”と言っているので、いつかはドラマに出たい。1話で殺されて死体の役でも、何の役でもやります」と、見守ってくれる家族の思いも大切にしている。

 「“ぶっちゃけ”と言われるけど、私は“素”なんです。どこでも変わらないし、昔から変わらないんですよ」。カメラの前でも気負うことなく、お茶の間を楽しませる才能の持ち主。新型のソロアイドルがもうすぐ誕生する。

 ◆菊地 亜美(きくち・あみ)1990年(平2)9月5日、北海道生まれ。06年夏、現在の所属事務所の「レプロガールズオーディション」に応募。最終審査で落選したが、終了後に審査員に声を掛けられ、事務所に所属が決定。07年に上京し、08年に「アイドリング!!!」加入。特技はバレーボール、ピアノ。身長1メートル64。血液型B。

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