吉永小百合 一般客に紛れこっそり主演作観賞「誰ひとり席立たず…」

[ 2014年11月5日 05:30 ]

大ヒット感謝で餅つきをする吉永小百合と笑顔で見つめる(左から)成島出監督、阿部寛、笑福亭鶴瓶

 女優の吉永小百合(69)が4日、東京・銀座の丸の内TOEI前で一足早い餅つきを行った。企画・主演の映画「ふしぎな岬の物語」(監督成島出)の大ヒットを感謝した催しで、共演の阿部寛(50)や笑福亭鶴瓶(62)とともに「よいしょ!」の声を響かせた。

 10月11日に封切られた作品は4日に興行収入10億円を突破。「一日でも興行が“長モチ”して、正月までロングランできますように」と、願いを込めて杵(きね)をついた。3日には目立たない格好で新宿の映画館に足を運び、一般客と一緒に観賞。「映画が終わって明るくなるまで、誰ひとり席を立つお客さまがいなくて」と笑顔で振り返った。

 この日は東日本大震災で被災し、東京で避難生活を送る福島県南相馬市の住民ら約60人を招待。「寄り添うことの大切さを描いた映画が、大変な思いをして暮らしている方たちの心に届いたらどんなにかうれしい」とあいさつし、涙ぐむ避難民もいた。

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2014年11月5日のニュース