ASKA被告 MDMAも覚せい剤も暴力団から入手

[ 2014年8月22日 05:39 ]

知人を介して暴力団からMDMAを購入していたASKA被告

 覚せい剤取締法違反(使用、所持)罪などに問われている歌手のASKA(本名宮崎重明)被告(56)に合成麻薬MDMAを譲り渡したとして、警視庁組織犯罪対策5課は21日までに、麻薬取締法違反(営利目的譲渡)容疑で、指定暴力団住吉会系組幹部安成貴彦容疑者(47)=東京都世田谷区=と、無職柳生雅由容疑者(64)=新宿区=を逮捕した。

 組対5課によると、2人とも「身に覚えがない」などと容疑を否認している。

 逮捕容疑は3月24日、目黒区のASKA被告の自宅ガレージで、MDMAの錠剤100錠を、代金50万円で譲り渡した疑い。自宅から約90錠が押収され、残り10数錠はASKA被告が使用したとみられる。逮捕は19日。

 組対5課によると、柳生容疑者はASKA被告と約20年前から付き合いがあり、依頼を受けて安成容疑者から薬物を入手していた。ASKA被告は「1年以上前から複数回、柳生容疑者からMDMAを購入し、覚せい剤も買っていた」と供述している。

 また同課は、ASKA被告が別ルートでも薬物を入手していたとみて調べている。

 ASKA被告は自宅で覚せい剤とMDMAを所持したなどとして起訴され、7月に保釈された。現在、薬物中毒の治療のため千葉市内の病院に入院しており、今月28日には東京地裁で初公判が予定されている。捜査関係者によると、ASKA被告はこれまでの調べに「20年以上前から薬物を使っていた」と供述している。

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2014年8月22日のニュース