辻仁成、愛息への思い語る…自腹ツアーも同伴「パートナーです」

[ 2014年8月19日 14:37 ]

仏映画「グレートデイズ!―夢に挑んだ父と息子―」公開直前イベントに登場した辻仁成

 先月8日に女優の中山美穂(44)と離婚した、芥川賞作家で歌手の辻仁成(54)が19日、都内で行われた仏映画「グレートデイズ!―夢に挑んだ父と息子―」公開直前イベントに登場。10歳になる愛息になる息子への思いを語った。

 頑固で不器用な父と反抗期の車いすの息子が世界最高峰のトライアスロンレースに挑む父と子の物語。中山との離婚が成立し、息子と2人の生活をスタートさせた辻は「父と子の作品だから呼ばれたんだろうなと、今日は覚悟して来ました」とあいさつし、「全然違う人間だからそんな簡単に共感はしない」としつつも「最後にはホロっとして、終わってからちょっと考えました」と映画に考えさせられたことを明かした。

 10日までに全国8カ所を回る“自腹ツアー”を成功させたばかり。「いろいろあって、自腹で回らないといけなくなったんですけど、息子も一緒だった。一人で回る分には簡単だけど、子供をどこかに預けたいしないといけなし。見たいというので何本か見たりもした。子連れツアーもあったんです」と息子同伴でツアーを回っていたことを告白した。

 そんな息子への思いを聞かれると「毎日考えているし、悩んでもいる。簡単には言えないし、うなされるというか、悩むことが多い」と日々悩んでいることを吐露。「息子はお母さんに大切にされてきたけど、こういうことになって、これから2人で生きていくことも理解できている。ツアーが終わった後は2人で旅をしていたんです。そこで、これから一緒に生きていくということなども話した。今は2人の間はロマンでつながっている」と続けた。

 息子とは一部で“中性化”と話題になったロングヘアについては「切らないで」と言われているといい、「息子は親子であり、友人であり、同志。パートナーですね。卑屈にならず、不屈に行きたい。一緒に解決していこうよって、ポジティブに前向きをいきたい」。

 現在もフランス在住の辻。「日本には出稼ぎに来ているだけ。映画も撮りたり、コンサートもやってきて、小説も書いてきたが、これからもっともっと続けていければ。いつか自分の作品をフランスの人達の前に出したい。そういう表現者でありたい」と話した。

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2014年8月19日のニュース