咽頭がん 国内年間1000~2000人発症

[ 2014年7月10日 08:00 ]

坂本龍一、咽頭がんで演奏活動休止

 ▽中咽頭がん 喉のうち口を開けた時に見える奥の部分の中咽頭に発生したがんを指す。国内年間1000~2000人程度が発症する比較的まれながん。患者は圧倒的に男性で、50歳~60歳代に診断されることが多い。喫煙や過度の飲酒により発生の危険性が高まるとされる。早期に治療を行えば比較的治りやすいがんだが、重複がんの発生率が20~30%と非常に高い。

 ▽放射線治療 放射線をがん細胞にあてることで細胞分裂を止めたり、消滅させる治療方法。皮膚の上から患部にあてる「外照射」と、放射線源を腫瘍の近くに刺したり挿入した管を使って内側から直接あてる「内照射」が主流。手術のような即効性は望めず、程度にもよるが治療には1~2カ月かかってしまう。

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2014年7月10日のニュース