妻夫木聡 大先輩に思わずツッコミ「独り立ちしてくださいよ」

[ 2014年5月24日 17:56 ]

<映画「ぼくたちの家族」初日舞台あいさつ>4人家族を演じた(左から)長塚京三、原田美枝子、妻夫木聡、池松壮亮

 俳優の妻夫木聡(33)が24日、都内の映画館で行われた主演映画「ぼくたちの家族」(監督石井裕也)の初日舞台あいさつに、家族を演じた原田美枝子(55)、池松壮亮(23)、長塚京三(68)、黒川芽以(27)とともに登壇した。

 母親が脳腫瘍で余命1週間と宣告された4人家族が、もがきながらも奇跡を信じ、希望を見いだしていく姿を描く作品。妻夫木は家族を背負って立つ決意をする長男役。「家族は生きている人間にとって永遠のテーマ。答えがないところも描いた映画で、絶対に何かを感じてもらえる。初日に満員で感激です」と力を込めた。

 香港での上映が決定したほか、韓国、台湾などで13の国と地域での公開オファーが届いている。8月に開催される第38回モントリオール世界映画祭への出品も決まっており、海外でも注目も集まっている。

 世界規模での公開に、石井裕也監督(30)が「これから契約の話になる。それが形になれば」と冷静にコメント。妻夫木は「まとまるといいですね。アジアだけじゃなくて、もっと広まっていけたら。家族を世界中の人に感じてもらえたらうれしい」と笑顔を見せた。

 石井監督が若いこともあり、母親役の原田が「すごくいい息子たちが2人いて、石井さんももう1人の息子みたい感じで、息子が3人。とてもいい現場でした」と話すと、頼りない父親を演じた長塚が「4人と言ってほしかった…。今までやった中で一番居方が難しい作品で、結局居ないように居ようっとやりました」と苦笑い。あまりのことに妻夫木も「独り立ちしてくださいよ」と大先輩に思わず突っ込んでいた。

続きを表示

2014年5月24日のニュース