元TBS美人キャスター W杯前に主婦目線で“ブラジル本”

[ 2014年5月7日 11:16 ]

ブラジルのガイド本を発売する岡山裕子は、急ピッチで工事が進むサンパウロのW杯会場アリーナ・コリンチャンス前に立つ 

 元TBS「NEWS23」のキャスターでブラジル在住の岡山裕子(34)が、6月のサッカーW杯開幕を前にブラジルのガイド本を完成させた。「ブラジル 住んでみたらこんなとこでした!」(清流出版)で16日に発売。2010年から同国で生活。代表的な料理や観光スポット、サッカー熱などを紹介しており、「サポーターの皆さんの情報源として役に立てたらうれしい」と話している。

 6月12日(日本時間13日)のW杯開幕まであと1カ月。ブラジル最大の都市サンパウロに暮らす岡山は「緑と黄色のブラジルカラーの観戦グッズが商店の最前列に並ぶようになって、気の早い人はブラジル代表のユニホームを着て歩いていますよ」と語る。開幕戦のブラジル代表の試合が行われるサンパウロのスタジアムは、いまだ未完成。岡山は、急ピッチで進む工事の様子も日々、目の当たりにしている。

 「NEWS23」に10年3月まで出演。清そで知的な美人キャスターとして人気だった。夫の海外転勤に伴い、同年7月にサンパウロへ渡り、12年11月に第1子の長男を出産。現在は育児にも奮闘中だ。

 W杯を前に「ブラジルってこんなに魅力がいっぱいなんだと伝えたい」と初めての著書に挑戦。日本でも人気の肉料理「シュラスコ」の本場での食べ方や、レストランの相場、お勧めの料理のほか、交通事情や観光スポットなどを、エッセーと写真で紹介。現地で暮らす主婦ならではの細やかな視点が盛り込まれている。さらに、旅行に役立ちそうなポルトガル語も収録。現地を訪れるサポーターや、W杯でブラジルに興味を持った人を満足させる一冊だ。

 岡山は「ブラジルは、観光地や食だけでなく、人そのものが温かくて魅力的。日本人移民の方たちのおかげで、ブラジル人が日本人に対して非常に好意的なのもぜひ知ってほしい。小旅行気分で読んでいただいたり、または旅行前のガイドとして役立てていただけたら幸いです」としている。

 ◆岡山 裕子(おかやま・ゆうこ)1980年(昭55)1月15日、茨城県生まれ。お茶の水女子大を卒業し、02年に名古屋テレビにアナウンサーとして入社。06年3月に退社し、フリーに転向。私生活では10年1月に3歳年上の会社員と結婚。特技はクラシックバレエ。気象予報士の資格も持つ。血液型AB。

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