三浦友和、宇津井健さんは「芸能界の恩人。感謝しています」

[ 2014年5月1日 15:53 ]

宇津井健さん「お別れの会」に参列した三浦友和

 3月14日に慢性呼吸不全のために亡くなった俳優の宇津井健さん(享年82)の「お別れの会」が1日、東京都内のホテルで開かれ、約1000人が“理想の父親”として親しまれた故人に最後の別れを告げた。

 1974~80年に放送されたドラマ“赤いシリーズ”では、元歌手の山口百恵さん演じるヒロインが試練に見舞われるたび、徹底して娘を愛し、守り抜く父親役を好演し、「理想の父親」のイメージが定着した。百恵さんからも慕われ、80年にはシリーズ10作のうち3作に出演した三浦友和(62)との結婚では仲人を務めた。

 三浦は「身体の具合が悪いというのは風の便りでは聞いていたんですが、元気な方なので本当に驚きました。お元気で、食事にも気を遣っていらっしゃる方だった。まさかって感じです。あらためてお墓参りに行かせていただこうと思います」といまだに信じられない様子。妻の百恵さんも「驚いている」という。

 自身の結婚式では仲人を務めてもらった。「僕らの結婚は35年前ですけど、バタバタの中の結婚式でも(媒酌人を)快く引き受けていただいて、感謝しています。(亡くなった)奥さまとも大変仲良くされていて、ああいうふうになれたらいいなと思います」。 最後に会ったのは2006年に前妻の友里恵さんが亡くなった時だといい、「7年前に(自宅に)お邪魔して。我々(夫婦)としてはそれが最後になってしまった」と三浦。その後は会う機会はなく「スタジオで少しすれ違う程度でしたね」。

 宇津井さんは「芸能界の恩人です」と声をつまらせた三浦。「デビューの頃の右も左もわからないところから見守ってくださったので、感謝しています」とデビュー当時から見てくれた大先輩への感謝で締めくくった。

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2014年5月1日のニュース