蘭寿とむ、大劇場に別れ「最後まで男役まっとう」

[ 2014年3月17日 20:51 ]

 5月に宝塚歌劇団を退団する花組トップスターの蘭寿とむが17日、兵庫県宝塚市の宝塚大劇場で千秋楽を迎え「幸せな気持ちで最後を迎えられた」と笑顔であいさつし、本拠地に別れを告げた。残りの公演は東京宝塚劇場で開かれる予定で「終わりまで男役をまっとうしたい」と述べた。

 大劇場の本公演に続く「サヨナラショー」では過去の出演作の名場面を演じ、客席からは退団を惜しんですすり泣くファンの声も聞こえた。公演後の退団会見は黒のえんび服で臨み「包容力のある大人の男役を追求してきた」と振り返り、晴れやかな笑顔を見せた。

 大劇場前のサヨナラパレードでは約6000人が見送った。

 蘭寿は1996年に初舞台を踏み、2011年4月に花組トップに就任。情熱的な演技で人気を集めた。

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