唐沢寿明決死ダイブ!スタントなしで8・5メートル

[ 2014年3月15日 06:41 ]

映画「イン・ザ・ヒーロー」の撮影シーン。唐沢寿明は、本能寺のセットの上に立ち、8.5メートル下の地面を見つめる

 唐沢寿明(50)が主演映画「イン・ザ・ヒーロー」(監督武正晴、今秋公開)の撮影で、8・5メートルの高さから飛び降り、忍者100人と斬り合うシーンに臨んだ。

 本能寺のセットから地面に叩き付けられ、炎に巻かれながら、松方弘樹(71)らが演じる黒忍者軍団と激しい殺陣に挑んだ。白い忍者装束の唐沢は「松方さんに斬られることはあるかもしれないが、斬る機会は今後ないと思う。良い経験でした」と笑顔。

 配給の東映によると「極めて危険な場面。スタントマンを立てず、俳優本人が行うアクションとしては異例」だという。

 「イン・ザ…」は、特撮変身ヒーローのスーツを着て、激しいアクションを担当するスーツアクターに焦点を当てている。唐沢はベテランのスーツアクター役で、劇中劇の架空のアクション超大作に挑んだ。あまりの危険さに世界的アクションスターが逃げ出したため、引き受けた設定だ。

 唐沢自身も10代のころスーツアクターを経験。「仮面ライダーシリーズ」で、ライダーマンのマスクをかぶったことがある。久しぶりのワイヤアクションに「当時やってた感覚がよみがえった。ワイヤを引っ張る人との息を合わせるのが難しいんだな。役でなく、自分自身を演じているようだった。普通に俳優やるより、数百倍の達成感」と満足そうに話した。

 撮影のため約半年間、アクションの稽古を積んだ。ウエートトレーニングのほか、マット運動やトランポリンなどをこなした。「最初は体が戻ってくるか不安だったが、まだやれそうかも」と衰えない体力に、自信を深めた様子だ。

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