凱旋パレード再現 台湾球児の映画「KANO」27日公開

[ 2014年2月23日 05:30 ]

台湾・嘉義市の目抜き通りをパレードする映画「KANO」に出演した永瀬正敏(前列右から3人目)ら

 1931年夏の甲子園、全国中等学校野球大会で日本統治下の台湾代表、嘉義農林学校(嘉農)が初出場ながら準優勝した実話に基づく映画「KANO」が27日に台湾で公開される。これを盛り上げようと映画関係者や地元市民らが22日、当時の凱旋を南部の嘉義市で再現した。

 近藤兵太郎監督役で出演した永瀬正敏(47)ら出演者や地元少年野球チームのほか、近藤監督の出身地、松山市の関係者らがパレード。当時のエースで卒業後に早大に進み、東京六大学野球でも活躍した呉明捷(めいしょう)氏の銅像の除幕式も開いた。地元出身の蕭万長元副総統や市長らも参加、地元を挙げてのイベントとなった。日本でも年末に公開予定。

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2014年2月23日のニュース