「ガガドール」お披露目 メディアに感謝、スポーツ新聞ドレスも

[ 2013年12月2日 05:30 ]

スポーツ紙でつくられた衣装をまとったガガドール(左)の横で笑顔を見せるレディー・ガガ

 来日中の米歌姫レディー・ガガ(27)が1日、都内で開かれたガガそっくりの等身大人形「ガガドール」のお披露目会に登場した。新アルバム「アートポップ」の発売を記念して日本で制作。スポーツ紙で作ったドレスを着た人形もあり、ガガは「本当にそっくり」と喜んでいた。

 ガガはヘビが絡みついたような独特のデザインの、タータンチェックの赤い衣装で登場。人形について、「すごく似ていると思うわ。最初に見たときは“なんて美しい人形なの”と驚きました。作った人に何度もありがとうと言ったわ」と大喜び。本人と見間違うほど精巧に作られており、「細かいところにこだわりを感じた。作った人は真のアーティストね」と絶賛した。

 ラブドールなどを手掛ける「オリエント工業」が、3カ月かけて制作。素材はシリコン樹脂で、指1本まで動くという全身が可動式。最近話題の「3Dプリンター」を使い、細部を造形師が整えた。体内には「骨伝導装置」が埋め込まれ、ハグをするとガガの声や曲が骨伝導で流れる仕組み。

 人形は4体作られ、うち1体が着た衣装は、日本のスポーツ新聞7紙のガガの記事で作ったドレス。記事のコピー約50枚を、白のドレスに貼り付けたものだ。本紙の記事は、10月18日付の「ガガ新アルバム 日本で世界最速発売」の記事。関係者によると、ガガの衣装チーム「ハウス・オブ・ガガ」が企画、制作。米国内で作り、空輸した。

 普段から日本のレコード会社は、ガガ側に掲載記事を画像データで送っており、それに目を付けた様子。ガガは「毎回、日本からスポーツ新聞の記事を送ってもらってうれしかったので、日本のメディアの方々に感謝の気持ちをこめて、このドレスをつくりました。いつもサポートをありがとう」と思いを明かした。

 人形は今後、テレビ番組やイベントなどに貸し出す予定。一般公開の予定はないが、関係者は「オファーがあれば貸し出したい」と話している。

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