31回目の「1万人の第九」 加山雄三「涙が止まらなかった」

[ 2013年12月2日 05:30 ]

 年末恒例の合唱コンサート「サントリー1万人の第九」が1日、大阪市中央区の大阪城ホールで開かれた。今年で31回目。公募で集まった約1万人が、中継で結んだ東北会場(仙台市)の約300人とともに「歓喜の歌」を響かせた。

 抽選で選ばれた小学1年から93歳までの男女が参加。ホールの客席などを埋めた約1万人が、佐渡裕さんの情熱的な指揮でベートーベンの交響曲第9番を力強く歌い上げた。東北会場では東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の3県から集まった合唱団が歌い、宮城県気仙沼市出身でパラリンピック陸上の佐藤真海選手も観覧した。

 ゲストで参加した歌手の加山雄三は「音楽を通して心が一つになることに震えるほど感動した。第九を聴きながら涙が止まらなかった」と話した。

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2013年12月2日のニュース