みの「朝ズバ&サタずば」自粛 心境問われ“辞世の句”も

[ 2013年9月14日 06:00 ]

冒頭、頭を下げるみのもんた

 タレントのみのもんた(69)は13日、次男で日本テレビ社員の御法川雄斗(みのりかわ・ゆうと)容疑者(31)が11日に窃盗未遂容疑で逮捕されたことを受け、TBS「みのもんたの朝ズバッ!」の出演を自粛すると発表した。神奈川県鎌倉市の自宅前で会見し「女房としゃべって決断した」と、昨年5月に他界した妻・靖子さん(享年66)を思い浮かべながら決断したことを涙ながらに説明。現在の心境を“辞世の句”で表した。

 自宅前に集まった約70人の報道陣を前に、神妙な表情で立った。「みのもんたという名前がある。いったん自粛しないと、事が収まらないと思いました」

 8年半、自らの名前を冠した朝の情報番組をやってきた責任の重さを「自粛」の理由に挙げた。「公明正大でなければならないキャスター。ややもすると身びいきになってしまうかもしれないと思って決めました」。いつもは流ちょうに出てくる言葉が涙で詰まった。「朝ズバッ!」のほか「みのもんたのサタデーずばッと」の出演も自粛する。

 「みのもんた」としての現在の心境を問われると、100秒ほど沈黙してから「世の中の 花も花なれ 人も人なれ」とよんだ。戦国末期の悲劇の姫、細川ガラシャの辞世の句。「判断を間違うと、散るときを間違うとね…。どういう生きざまを残さないといけないのかなと思う」と、句に例えた気持ちを説明した。

 自粛の期間は「今は容疑だから、その結果が出るまで」と説明。「降板もある?」との質問には「局の方に聞いてもらうしかない」とTBSに判断を委ねることを強調した。バラエティー番組の日本テレビ「秘密のケンミンSHOW」と文化放送「みのもんたのウィークエンドをつかまえろ」の出演は継続する。

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2013年9月14日のニュース