笑福亭松喬さん告別式に450人参列 文枝弔辞「ボクが受け継ぐ」

[ 2013年8月3日 07:31 ]

笑福亭松喬さんの告別式に参列した桂文枝

 肝臓がんのため7月30日に死去した落語家の笑福亭松喬さん(享年62)の葬儀・告別式が2日、大阪市内で営まれた。

 上方落語協会会長の桂文枝(70)ら約450人が参列。文枝は弔辞で古典落語を自ら再構成し、松喬さんに贈った「住吉参り」に触れ「奥さんから“誰かが受け継いでくれたらうれしいと話していた”と聞きました。ボクが受け継ごうと思います」と語った。

 一番弟子の笑福亭三喬(52)も弔辞を読み、「松喬一門は無骨で色気がない一門でした。師匠は“噺(はなし)の好きな人に来てもらえたらええんや”と。男のお客さんばかりでしたが、男に好かれる男って、ええじゃないですか。師匠は私の誇りでした」と絞り出した。出棺後は、松喬さんが設立に尽力した大阪・天満天神繁昌亭を経由し、火葬場へ。繁昌亭前には落語家仲間やファンらが集まり、別れを告げた。

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2013年8月3日のニュース