「そして父になる」トロント国際映画祭にも出品

[ 2013年7月24日 00:11 ]

トロント国際映画祭にも出品されることが決まった「そして父になる」(C)2013『そして父になる』製作委員会

 第66回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で審査員賞を受賞した福山雅治(44)主演の「そして父になる」(監督是枝裕和)が23日(日本時間24日)、カナダ・トロントで行われるトロント国際映画祭スペシャル・プレゼンテーション部門に出品されることが決まった。

 トロント国際映画祭は北米最大規模の国際映画祭で、オスカー前哨戦が始まる場所ともいわれている。「そして父になる」が出品されるのは世界を代表する作り手の作品を上映するスペシャル・プレゼンテーション部門で、国際批評家連盟賞の受賞対象にもなる。

 公式上映には是枝監督が参加予定で、受賞発表は映画祭最終日の9月15日に行われる。是枝監督は「カンヌに続いてトロント映画祭にも参加が決まり、大変嬉しいです。トロントは市民の映画祭であり、例年大変目の肥えた観客のみなさんが劇場に集まります。上映に立ち会うのはいつも緊張半分、期待半分ですが、ここをスタートに北米圏での公開へ弾みをつけたいと思います。行ってきます」とコメントした。

「そして父になる」は6年間育てた子供が、出産時に病院内で取り違えられていたことが分かり、苦悩する2組の家族を描いたヒューマンドラマ。日本では当初10月5日に全国公開が予定されていたが、カンヌで審査員賞を受賞したことで9月28日に公開日が前倒しされていた。

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2013年7月24日のニュース